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その男、凶暴につき
3-4X10月
あの夏、いちばん静かな海。
ソナチネ
みんな〜やってるか!
キッズ・リターン
HANA-BI
菊次郎の夏
BROTHER
Dolls
座頭市
TAKESHIS’
監督・ばんざい!
アキレスと亀
アウトレイジ
アウトレイジ ビヨンド
龍三と七人の子分たち
アウトレイジ 最終章

その男、凶暴につき

何人倒して何km逃走して車で轢いても諦めなかったあの凶悪犯もあの映画の”凶暴”を象徴してると思います。

主人公の殿が”凶暴”なのは納得です。相対する白竜さんは、凶暴というより”残虐”、この2人がよりクローズアップされる為、話題になりませんが、序盤の逃亡する凶悪犯役の井田國彦さんの”凶暴っぷり、タフネス”さが忘れられません。

刑事数人をボコボコにして、更に何kmも走って逃走、車で轢いてもゾンビのように向かってくる。
そもそも、殿の凶暴性と執念を引き立たせる為に位置付けられたキャラだど思うのですが、ある意味”ターミネーター”の如く強くてしぶとい?しかも、生身の人間。

色んな過激な映画を観てきましたが、あのキャラの強さしぶとさがジワジワくるのです。
動画中になくても、何人倒して何km逃走して車で轢いても諦めなかったあの凶悪犯もあの映画の”凶暴”を象徴してると思います。
トトさん(@toto_0921

その男、凶暴につき(1989年)


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3-4X10月(さんたいよんえっくすじゅうがつ)

脚本・演出・編集・演技は邦画という枠にあてはまらない大変な個性

監督2作目、柳憂怜主演…たけし軍団も活躍、石田ゆり子・豊川悦司・ベンガルetc.
ほのぼののした日常と、過激な妄想?!のギャップが観る者を不思議な感覚へ誘う・・・芸術、アート❓監督のそのような感性や表現をしてる点では一作目より難解でえり、そして深い…

また、監督作では主演やヤクザ・刑事を演じる事が多い役者ビートたけしだが、本作では変態色の強い人格だ
強面なだけでなく、全部違う人間性・背景を持っている…

余り風貌をイジらずに、役の設定や内面から滲み出るエネルギーで演じる点は「羊たちの沈黙」のレクター博士役で有名なオスカー俳優アンソニー・ホプキンスと通づるものを感じる
個人的には、世界的にヒットした4年後の「パルプ・フィクション」、9年後の「シックス・センス」のエッセンスを既に先取りしていると感じた
実際、先なのだから言い過ぎでは無いだろう

ハリウッドや世界的映画と比べるのはナンセンスかも知れないが、日本との市場規模や知名度が違うのであって、その脚本・演出・編集・演技は邦画という枠にあてはまらない大変な個性だと言える
トトさん(@toto_0921

3-4X10月(さんたいよんえっくすじゅうがつ)(1990年)


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あの夏、いちばん静かな海。

「この世で一番美しい恋愛映画」
「この世で一番恋愛映画」
自分はもう中年です。
恋愛はとても良い事だと思うし、恋愛映画も良いも思う・・・でも、他にもたくさんの恋愛映画を観たり、歳を重ねる毎に経験や現実を知る琴で、ジャンルとして(もう恋愛映画)は充分だという気分になってるのも確かだ。
なので、この作品も北野映画の中でも遅く観た…中々そういう気分になれなかった。
あえてくり返し云う…
そんな自分の感想は「この世で一番美しい恋愛映画」だと感じた。
トトさん(@toto_0921

あの夏、いちばん静かな海。(1991年)


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ソナチネ

色んなシーンやキャラクター・やり取りがとても心に残る

北野映画の中でも、ジャンル抜きで一番好きな作品👍(監督4作目)

作品と久石譲の音楽の相性も、これ以上は無いほど良い❗

物語・映像・雰囲気・会話・演出・音楽etc.・・・素晴らしい❗

北野映画ファンの中でも飛び抜けて支持が高いようだが、それも納得の出来と世界観

色んなシーンやキャラクター・やり取りがとても心に残る

大杉漣・寺島進・勝村政信・渡辺哲・矢島健一、常連俳優勢揃いで、みんなが好演❗
津田寛治もデビュー作となった・・
故:南方英二さんの怪演も印象深い(砂浜の殺し屋)

また、既に多数の映画やドラマに出演してた”大杉漣”だが、この作品で俳優生活に見切りを付けようとしてたと言われる・・・そんな最後のオーディションに遅刻して行って、北野監督の目に止まったというエピソードも有名だ

北野映画デビューの本作からの彼の活躍は目覚ましかった‼

“沖縄編”の青い空・海、色んな青を映したキタノブルーをバックに繰り広げられる幻想的で乾いた感じのパート・・・今もなお存在感を示し続ける俳優たちの、あの世界観は唯一無二だ

個人的にツボなのは、
クレーンで吊り下げられた麻雀屋のオヤジの

『村川さん、やめてくださいよぉ! 村川さん・・・・・・やめてくださいよぉ! 村川さんやめてくださいよぉ! 村川さん! 村川さぁん! 村川さぁーん! 村川さぁーん! やめ、やめでぐだざいよぉ!』

の麻雀屋のオヤジの棒読みセリフ、それを無表情で見つめるたけしさんや大杉漣さんのシーン…作品を見返す毎にジワジワくる🤣🤣🤣
トトさん(@toto_0921

ソナチネ(1993年)


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みんな〜やってるか!

主演のダンカンの目標は一貫してるのもバカバカしくて、「くだらねぇ~」と思わず言ってしまいそうになる

北野映画、全作品を通じてみても完全な”ギャグコメディ”と言えるのは本作だけだろう?!

最初から最後まで、ベタベタギャグ・パロディ・悪ふざけ満載であり、ある意味ビートたけしは好きだが、映画はそれほどという方々でも気楽に楽しめるコメディ映画

個人的には、北野映画以外にも字幕で洋画を観るため(訳:戸田奈津子)には異様にウケてしまう

ストーリーはあって無いようなものだが、主演のダンカンの目標は一貫してるのもバカバカしくて、「くだらねぇ~」と思わず言ってしまいそうになる…ちなみに、楽しめるには監督が投影されているのか、はたまた長年の弟子だからかフッとダンカンがビートたけしに見えてくるから不思議だ?!

2作目の(3-4×10月)と同等か、それ以上にたけし軍団が出演しているのもファンには嬉しい点
トトさん(@toto_0921

みんな〜やってるか!(1995年)


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キッズ・リターン

10代から成人の時期の持て余すような迷いと弱さ・過剰なエネルギーを表現している

北野映画の中でも人気と評価が高い本作、久石譲の耳馴染みの良い音楽も物語のテンポに合う・・・天邪鬼の自分には、面白くなかった訳じゃないが他作品に比べると割に評価は高くない…キャストかなぁ?!

北野映画では珍しい?!部類に入る作品だろう…一応「爽やか」なんて表現をされて監督の照れる顔が思い浮かぶ😅

今回はビートたけしは出演していない点、”青春時代”をテーマにしている点は本作の特徴

まぁ、それでもヤクザやチンピラは北野映画のアイテムみたいなもんで、そういうのが無い訳じゃない…

『北野武の映像表現と、久石譲の軽快な音楽が融合して、10代から成人の時期の持て余すような迷いと弱さ・過剰なエネルギーを表現している』

金子賢とダブル主演の、安藤政信が各映画賞を総ナメ、常連女優 大家祐美子もこの作品で映画デビュー

同じく、常連の寺島進の裏切らない安定感、石橋凌の使い方

何より、助演男優賞は”モロ師岡”だろう👍

トトさん(@toto_0921

キッズ・リターン(1996年)


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HANA-BI

北野映画のバイオレンス系の中で”ソナチネ”に次いで2番目に好きな作品

2018年2月21日夕方、大杉漣さん急死のニュースが飛び込んできて驚きと悲しみの中、北野映画の常連というより、北野映画になくてはならない存在感を放ち続けた俳優でした…そして、最も印象的な役柄だった本作のレビューの冒頭文とします…本当に長い役者人生お疲れ様でした。

ご冥福をお祈りします。

北野映画のバイオレンス系の中で”ソナチネ”に次いで2番目に好きな作品。(その男凶暴〜と同率)

切ない設定と出来事の前に色々とやっちまってるじやないかコノヤロー‼笑・・・みたいな事が頭から離れないタイプの方々は最初から見ない方が良いかも?!理屈抜きの映画だから…

極端にセリフやカットを省く事で、淡々と物語は進む・・・理不尽で不条理な世の中に絶望しても時は儚く過ぎ行く・・・。

それは、限られた命や、責任や仕事、友情の為に不自由になった人間も同じだ…

北野映画を観ると、いつも異空間に身を投じたような気分になるが、【哀愁感】という点では本作が秀でていて、それがカンヌ国際映画祭では評価・絶賛されたのかも知れない?!

その哀愁や情とは対極にある、北野バイオレンス。

右手1本で繰り返し殴るパンチやビンタは一般的なアクション・格闘シーンとも、現実的なケンカともかけ離れている見せ方?!

人間、見た事もないものを、見た事の無いリズムで見せられると(恐怖と違和感)を増大させられるんじゃないか?なんて考えたりもする…

また、この映画の特色の一つは大杉漣 演じる車いすになった元刑事の心情を表した”絵画”の数々(北野武 作)

北野映画に多数、重要な役で出演している大杉漣さんだが北野監督が自ら描いた絵を描く役柄は何か監督の思いの強さが投影されていて実に印象深い…北野武監督の思いを投影した役柄が大杉漣さん演じる同僚の堀部だったと感じる。

絵心が無い自分でも強く惹かれるメッセージ性→アートたけし展まで行ってしまった😅(後発の、アキレスと亀を鑑賞後に観に行くと更に楽しめる)。

妻役 岸本加世子の好演、寺島進、白竜、渡辺哲の笑顔、元プロボクサー薬師寺保栄の狂気👍

キタノブルーと久石譲の音楽の噛み合い方も素晴らしい作品だ👍
トトさん(@toto_0921

HANA-BI(1998年)


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菊次郎の夏

良く映画って”感情移入”するとか自分自身を重ねるとか言うけど、この映画は微妙に違った

「アウトレイジ最終章」の劇場鑑賞後の夜、ソレを消化しきれず、まだ頭がモヤモヤとしてる時点での初鑑賞という謎のタイミング💦

何たって音楽がイイよね!・・・何て言ったら北野監督に本気でドつかれそうだが…

確かにイイけど、そっちから映画には入らないから大丈夫‼

自分が、一番に感じたのは良く映画って”感情移入”するとか自分自身を重ねるとか言うけど、この映画は微妙に違った

主人公のビートたけしや、子役の感覚や行動に「分かる分かる、何か自分と重なるなぁ?!この子と自分は同じだ」…じゃあ、無いんだなぁ

嫌でも?!と言うと語弊があるが、自身の(子ども時代を思い起こさせる)作品だと思った❗

「あの頃はどうだったかな?そう言えばああだったな?!」とか、とかく自分の少年時代が頭に湧き上がり、正直 作品に集中するのが大変だった💦

ただただ、ぶっきらぼうで変なおじちゃんと少年が歩く姿に、美しい風景と音楽を重ねて描き、下らない程ダラしない大人の姿、ちょこちょこ挟むくだらないギャグ、どっちが大人だか子どもだか分かんなくなる描写

やや時代錯誤の演出に、世代的に違和感を感じる人々も居るかも知れないが、それはそうだろうなぁ?!

ビートたけしの父ちゃん”菊次郎”がモデルだからなぁ…納得

『菊次郎だよ、バカヤロウ』 😅😅😅
トトさん(@toto_0921

菊次郎の夏(1999年)


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BROTHER

私にとって人生の”衝撃”となった作品だった

ネタバレを含みます

初めて見た北野監督の映画ということもあり、とくに思い入れのある作品。
中学生当時、たまたま放送されていたものを、たまたま家族の誰かが録画し、それをたまたま見た。いや、今現在にまで続く北野監督への熱狂と、当時感じた衝撃を考えると、見てしまったといったほうが正しい気がする。

それまでもっぱら漫画にしか興味がなく、映画もレンタルDVDでアニメの劇場版を見る程度だった。何年も前の話であり、ほんのわずかな記憶しかない。よって再び鑑賞したときには、誰が出演していたのかというのもほとんど覚えていなかった。
ただそのとき感じたのは、いつもはテレビではおもしろおかしい人だったはずの「ビートたけし」が、こんな怖い映画を作るのかという衝撃と、ストーリーやキャラクターをしっかり覚えていないにもかかわらず、べったりと私の脳裏に張り付いた、冷たさという衝撃である。
冷たさ。

ところどころにギャグや、また兄弟のきずな、あの名言、エンターテイメント要素があるにもかかわらず、全体的に見ると、どこか冷たい。
その受験期のさなかに北野監督の映画をまた見たくなったので、受験が終わった後にレンタルをして再び鑑賞した。

ラストにて、オマーエップス演じるデニーが、アニキの遺した金を見て、涙を流す。ココロあたたまるこのラストシーンを、私は覚えていなかった。
それよりも見ていてハッとしたのは、一帯が土色に覆われ、他に何もない広大な土地のなか、ポツンと建つ店の、あの赤いとびら。あの赤色が画面に入った途端に、私は物語の収束を予感した。
それまで画面上には、のっぺりしたコンクリート建築物や、家具などが無いのにやけに広い無機質な部屋ばかりが映っていた。私が感じたこの作品の冷たさは、画面上の色彩からくるものでもあったのだろう。途中感じられた活力を完全に失った山本は、デニーとは対照的に、生きるという選択肢を手放してしまっていたようにみえた。すでに生を手放してしまった山本が、超新星爆発のごとく散るのを、あの扉の赤は強く象徴しているように思われる。

私の最も好きな『ソナチネ』とこの『BROTHER』は、仲間を次々と失い、最後に村川・山本の死によって完結するという点で、大ざっぱなストーリーの構造は同じである。しかしながら、アメリカが舞台という北野映画における新しい風と、それにかかわらず全面に押し出された「キタノバイオレンス」の淡白な暴力を持ち合わせながら、独特の冷たさがこの作品を支配しているという点で、『ソナチネ』とはまったく違う印象を持っている。

ここまでエラそうにまじめぶって書きなぐってみたものの、レビューともいえないような、つたない文章になってしまった。
しかし某評論家が述べるように、美術も映画も、鑑賞する私たちは、最初出会ったときの衝撃を、最優先しなければならない。説明欄をみて、批評文をみて作品のよさを、自分の中で「でっちあげる」のではなく。

それをふまえて、北野武監督のこの作品は、私にとって人生の”衝撃”となった作品だった。
seanaさん(@seana_joster10

舞台がアメリカ一辺倒にならず、日本での動向も多少 交錯させながらの展開が物語に説得力を与えていた

北野映画、初の日米合作という事で”肌感覚”の違いはあったが、北野武の作家性・役者ビートたけしの存在感が際立っているバイオレンス作品だ

元々、セリフの量に頼らず海外の評価を受けてきた北野映画らしい作品に仕上がってると思う

舞台がアメリカ一辺倒にならず、日本での動向も多少 交錯させながらの展開が物語に説得力を与えていた

相変わらず、北野作品における大杉漣と寺島進の存在感は頭抜けている👍

急逝した大杉漣さんは振り返ればビートたけしと同僚や兄弟分、寺島進はビートたけしを慕ってやまない子分役…

真木蔵人は「あの夏、いちばん静かな海。」で好演した以来の北野映画出演だったが、まるで”通訳”のようだった…まぁ、役柄的に仕方ないが、メイキングで監督もそんな風に言い放ってるのが…苦笑😅

興行的・評価としてはアメリカ・日本で成功したとは言えないだろうが、北野映画の持つ独特のリズム 意表の突き方は、定番のギャング・アクション映画には無いものだけに恐怖感はあったと思う…作風に、エンターテイメント感は物足りなく感じたかも知れない?!

それでも優れた芸術作品や作家は後年、評価が高まるケースがある…時を経て北野映画の一部として再評価されるだろう

名セリフ「ファッキンジャップぐらい分かるよバカヤロー‼」😎
トトさん(@toto_0921

BROTHER(2001年)


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Dolls

北野監督特有の(死生観)も潜んでいる。

個人的に北野映画史上、最も難解だ…

しかし、本作は表現方法や色彩、冒頭からの人形浄瑠璃による情緒的な雰囲気や、音楽は心に残る。

そもそも、何も響かず可もなく不可もなし位の映画だと、鑑賞後の時間の経過に関わらず忘れてしまう。

“恋愛”という軸のテーマはあれど、北野監督特有の(死生観)も潜んでいる。

頭の中で不思議な???が巡る中、オムニバス形式にもなっているので、理解しやすいエピソードもある。

ジャケットからも西島秀俊・菅野美穂があくまで主演なのだが、どのエピソードや演技が心に残るかは観る者次第だと思う。

一度しか観ておらず、また観たいというコンディションに自然になったら、じっくり味わってみたい。
トトさん(@toto_0921

Dolls(2002年)


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座頭市

初見の時は”勝新”のテレビや映画の勧善懲悪ではなく、予定調和でもない時代の匂いがするような作風、そして強烈な(座頭の市つぁん)のイメージがこびりついていたので、かなり色眼鏡で観てた…

…が、しばらく間を置き北野映画にもドップリとハマってからの鑑賞だったのでザ・エンターテイメント時代劇を楽しめた👍

先ずは、北野監督が元祖の勝新太郎を敬愛していた事も知りつつ、脚本が完全オリジナルであり、(勝新 座頭市)とはハッキリと一線を画しているのが、かえって良かったと思える

ガダルカナル・タカなどのたけし軍団も、いささかシリアスになりがちな時代劇に、軽いギャグとノリで存在感を示していて物語全体を柔らかくしている😁

タップダンスのシーンは、エンターテイメントの表現の一つ
その後、たけしのライフワークであるだろうタップダンスは他の作品でも多少出てくる…

芸人としての芸として、相当こだわってるんだなと思ってたけど・・・最近は「頑張れ、一生懸命やれ‼」などとは決して言わない北野武(ビートたけし)なりの観客への一種のエールだと捉えるようにしている

全体的に乾いた殺伐とした狂気を表現する北野監督の作品群は、時に難解だ

だが、この「座頭市」は分かり易いアクション・エンターテイメントになっているので興行的にも北野作品No.1ヒットなのも頷ける…

北野映画の場合は人気や評価的にヨーロッパ・ロシアなど海外から高いので、国内のみの興行・ソフト収入などの心配はしてない

でも、国内でもミニシアターで良いので、東京だけでなく、全国的にアレコレ上映して欲しいものだ😎

追記:2018/8.21
【考察】北野座頭市は一体何者なのか?

座頭市と言えば、大俳優 勝新太郎の代名詞であり邦画史上、屈指の人気キャラクターだ…

その、勝新太郎からも可愛がられ”座頭市”を北野武自らが監督・演じるにあたっては勝新座頭市との(棲み分け)に深いリスペクトを感じた

作品については前投稿で感想を述べたが、様々なサイトでレビューを見ると実に面白い視点で北野座頭市をふくらましている方々がいらっしゃるので大きく3点の可能性にまとめてみた

なぜ金髪なのか?目は見えるのか?なぜアノ瞳の色なのか?

①宇宙人ET説、ふらりと地球の江戸時代に紛れ込んだ超人的な力を持つ風来坊

②アルビノ先天性色素欠乏症説、その為に髪の色が薄く視力薄弱である、そのハンデを背負いつつ居合いの達人となった

③日本の湾岸に流れ着いた欧米人と日本人の間に生まれたため金髪、また目の色により変に迫害を避ける為に見えるが目をつぶって生きてきた

あくまで3点に絞ったが、どれともとれる面白い考察であり、また監督自身がどこまて計算していたのか?どこまでも我々を楽しませる為に仕掛けてくれた謎

そして、それこそが勝新座頭市へのオマージュだと自分は感じるのだ

どの説を信じるかはアナタ次第(笑)

トトさん(@toto_0921

座頭市(2003年)


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TAKESHIS’

やや不人気だと感じますが、僕はお気に入りです。

個人的な主観ですが、映画「TAKESHIS’」は難解とされていて、やや不人気だと感じますが、僕はお気に入りです。

それは、殿の著書”バカ論”にある内容、現代の世への皮肉・不満・メッセージが演出されていて、自身も非常に同感出来るからです。

実際、監督の頭の中でバカ論が下敷きにあったかは不明ですが、そうであれば作品の見方に親近感が湧きます。
トトさん(@toto_0921

TAKESHIS’(2005年)


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監督・ばんざい!

何だかんだでちゃんとまとまる不思議な映画だ…

様々なジャンルの映画を作ってきた北野監督悩む
これから何撮ろう?と言うのを半ば真剣に、半ばフザケまくって撮られた映画
色んなパターンがあるのでコアなファンほどクスクスっと笑ってしまうのではないだろうか?!

個人的に、お気に入りのシーンはビートたけしと藤田弓子さんが夫婦役でケンカからの?(笑)、まさかの強面 江守徹さんのギャグ、殿の空手師範のベタベタギャグ、井手博士(笑)etc.
冒頭から全編通じてシュールだが、豪華なキャストにパロディ満載、スマッシュヒットとはいかないが、何だかんだでちゃんとまとまる不思議な映画だ…
トトさん(@toto_0921

監督・ばんざい!(2007年)


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アキレスと亀

本作鑑賞後にはチョイスする映画のタイプが明らかに変わった。

直前では無いが、本作をDVD鑑賞する前に(アートたけし展)を見に行った…

いい歳をして、映画をたくさん鑑賞してきても、いわゆる”芸術・アート”という感覚・感性を言葉にするのが気恥ずかしかった💦

それほどに人生において絵画や芸術作品を意識して生きて無かったと思っていた、また北野監督の絵画については映画「HANA-BI」の鮮烈さから、鋭利なメッセージ性の強いものとの主観があったが、本作鑑賞において純粋なる芸術への愛情や絵画に触れる事が出きた・・・如何に鈍感な自分でも、その刺激により自身の中に何かしらの感性の変化が起こった事だけは事実だ。

常々、北野監督が仰っている「一枚の絵画を20分も30分も見ていられるなら、映画とは写真の発展型である、そういう映画を撮っていきたい」との意味を少しでも、自分なりに汲めるようになったかも知れない。

本作には本当に一枚の写真のような見とれてしまうカット・北野監督のひと味違うユーモラスな絵画が随所に見られる。

事実、本作鑑賞後にはチョイスする映画のタイプが明らかに変わった。

単純に言うと、物語の基本である起承転結や、ラストがハッピーエンドかバッドエンドなのかには拘らない、むしろ難解で「見るな、感じろ」的作品を鑑賞するようになり、またそれが胸に残るようになった。

良いのか悪いのかは分からない、ただ我ながら深く楽しめるようになった。

北野監督が導いてくれた、そんな感覚です…
トトさん(@toto_0921

アキレスと亀(2008年)


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アウトレイジ

得意のバイオレンスをエンターテイメントに昇華させた

リーマンヤクザと、チンピラヤクザの小さなイザコザが”飛び火”してどこまで燃え上がるのか?!

「貧乏クジ」なのか?!それとも「自業自得」か?!

殺しの博物館と化した この作品だが、そこに北野監督らしいブラックユーモアが練り込まれてて、それがまた痛さが増幅

ちょっとトラウマになりそうな映像も多いが、前作までは”アート三部作”と銘打つも、監督自身が語っているように、スランプなので一旦やってきた事をぶっ壊し実験も色々やってみる・・・そんな過程を経て、得意のバイオレンスをエンターテイメントに昇華させた

『コノヤロー💥バカヤロー💥祭り』の始まりだ😎

この後、北野作品で初めてシリーズ化されビヨンド〜最終章と続くが、当初は予定されていなかった為、この作品のラストはきっちり完結している

そこだけは踏まえておきたい…一作で、綺麗にまとまっているのだ

だからこそ、ゴッドファーザーのような美しい三部作が生まれたとも言える
トトさん(@toto_0921

アウトレイジ(2010年)


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アウトレイジ ビヨンド

シリーズ中、本作が一番の迫力ではないか?

北野映画 初のシリーズ化作品の第ニ弾

ビヨンド=超える

小さなイザコザから、巨大組織の内紛を描いた前作

しかし・・・大友は生きていた?!(そこがポイント 苦笑)

更に巨大化した組織 山王会と、老舗の巨大組織 花菱会との西と東の凌ぎ合いを、大舌戦と問答無用のバイオレンスで魅せる

エンターテイメント、セリフ(怒号)の多さと応酬という視点ならシリーズ中、本作が一番の迫力ではないか?

雪だるま式に、舞台が急拡大してシリーズ化に大きな貢献を果たしている、第一弾から出演した片岡(小日向文世)・石原(加瀬亮)・木村(中野英雄)、加藤会長(三浦友和)、彼らに惜しみない拍手を贈りたい👏👏👏
トトさん(@toto_0921

アウトレイジ ビヨンド(2012年)


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龍三と七人の子分たち

北野映画の常連さんではないところに少し違和感を感じた

アウトレイジビヨンドと最終章の間に撮られた一作ですね。
正直、個人的に評価はそれほど高く無い、それはテーマであるジジィ達が北野映画の常連さんではないところに少し違和感を感じたのかもしれません。
但し、アウトレイジにも出演している”中尾彬”さんが悲惨過ぎて最高??
トトさん(@toto_0921

龍三と七人の子分たち(2015年)


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アウトレイジ 最終章

“三部作”、三部作は実に美しい。

祭りのあと…
この作品を観終わった後の素直な感想…

北野映画 初のシリーズであり、三部作のまさに最終章。
作品が公開後に、映画サイトやTwitterで「ソナチネに似ている、同じっぽい」「何か寂しい、続編無いのか?!」と言う感じの声が多かった。

自分は、コレで良かった、行為う雰囲気にするしかシリーズに区切りは付けられ無かったと感じ、先述したまさに「祭りのあと」状態になった。
第一弾で花火を打ち上げ、ビヨンドで怒号を飛び交わし、最終章公開前には、コレで最後だとテレビ・ネットに全開総動員でPRして、まさにアウトレイジ祭りとなった。
・・・そんな、大盛りあがりの火照りまくった雰囲気を鎮めるには、こういう作風やラストにしないと鎮まらない。

そして、ダラダラせずキッパリと続編は無いというまとまり。
“三部作”、三部作は実に美しい。
トトさん(@toto_0921

アウトレイジ 最終章(2017年)


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